今回は、オンラインビジネスをしている方にぜひおすすめしたい
「顧客セグメンテーションを活用したメールマーケティング」
についてお話しします。
ここで言うオンラインビジネスとは、たとえばオンラインショップ、オンライン講座の販売、デジタルコンテンツのサブスクリプション提供などを指します。
最近のメルマガ、実は楽しいんです
まずみなさん、メールマガジンって読んでいますか?
実は私はメルマガがけっこう好きなんです。
昔は文字ばかりで読みづらく、あまり興味が持てなかったのですが、今はずいぶん印象が変わりました。
たとえば、好きなアパレルブランドから届く季節のコレクションの写真付きメルマガ、 飼っているペットに役立つ便利グッズを紹介してくれるショップのメルマガ、 日用品を扱うお店からのセール情報など、自分に合った情報が届くようになり、読むだけで気分が上がります。
それに今は、「特定電子メール法」によって、営業目的のメルマガには「購読解除の方法」を明記することが義務化されているため、もし必要なくなれば、多くのメルマガではワンクリックで簡単に配信停止できるようになっていて、ストレスを感じずに購読できます。
「迷惑にならない?」という心配、いりません
メルマガを自分のマーケティング施策のひとつとして検討する際、 多くの方が不安に感じるのが、「メールを送ることでお客様に迷惑にならないかな?」という点です。
でも、心配しなくても大丈夫です。
お客様は「このお店の情報を受け取りたい」と思って、自分の意思でメルマガに登録してくれています。
もし不要だと感じたら、簡単に配信停止できますし、興味がない人は最初から登録はしません。
だからこそ大切なのは、相手にとって関連性があり、魅力的で、誠実な内容を届けること。
メールマーケティングのコスパ、実は最強です
私がメールマーケティングをお勧めする理由は、広告やSEOと比べて、とてもコスパがいいからです。
その理由はシンプルです。
メールを送る相手は、すでにあなたのショップやサービスに興味を持ってくれている人たちだからです。
つまり、広告のように“初めまして”の人にアプローチするのではなく、すでに接点のある見込み客や既存顧客に直接届くのがメールの強みです。
アメリカの大手コンサルティングファーム「ベイン・アンド・カンパニー」の有名な調査によると、
「顧客維持率を5%改善するだけで、利益が25%以上増加する」
ことがわかっています。
なぜリピーターがそれほど価値があるのかというと、リピーターは:
- 平均注文額が高く
- 周囲に商品を紹介してくれることが多く
- アップセルや新商品の案内にも反応しやすい
といった特徴を持っているからです。
実際、私の経験でも、オンラインショップのリピーターのお客様の方が新規顧客と比べて購入率も平均購入額も高いケースがほとんどです。
セグメンテーションを活用するとどうなる?
ここで大切なのが「顧客セグメンテーション」。
セグメンテーションとは、顧客を年齢・購入履歴・興味関心などのデータに基づいてグループ分けすることです。
これにより、それぞれのグループに合った最適なメッセージを届けることができます。
例えば、寝具のお店なら、
- すでにマットレスを購入した人に、定期的にお手入れのヒントに関するメールを送る
- 購入後4ヶ月の新規顧客に、クリーニング製品の案内を自動送信する
など、こうした細やかなアプローチが可能になります。
セグメンテーションの機能は、
Shopifyでは、「顧客」→「セグメンテーション」から簡単に設定できますし、 Mailchimpなどのメール配信プラットフォームでも、セグメンテーション機能はオートメーション機能と組み合わせて使うことができます。
また、カラーミーショップでも「フォローメール機能」や、メルマガ配信時の「アドレス帳作成」を使うことで、配信対象をセグメント分けすることが可能です。
このように、セグメンテーション機能は、ほとんどの主要なメール配信ツールに標準搭載されています。
ちなみに、私自身も毎月メルマガを配信しています。
これは、「私は今も学び続けているウェブサービス提供者です」という信頼のアピールと、 皆さんに最新のウェブマーケティング情報をお届けして、少しでもお役に立てればという思いで続けています。
もちろん、内容にまだ改善の余地があることもあると思います。
そんなときは、ぜひフィードバックをいただけるととても嬉しいです!
まとめ
- メルマガは今や楽しくて役に立つ情報源
- リピーター戦略としてメールは非常に効果的
- オンラインビジネスの利益率を高めるカギは「既存顧客との関係構築」
- セグメンテーションで顧客満足度・開封率UP
ということで、メールマーケティング、今こそはじめてみませんか?